うめ先生の保育士ブログ

子どもたち一人一人を笑顔にする方法、教えます☆

保育園の避難訓練はあらゆることを想定して

大きな地震がある度、保育士は思うんです。 

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保育園の子どもたち、自分のクラスの子どもたち。

その一人一人の、命の重さを。

そして自分がそれを守りきれるだろうか、と。

  

子どもたちは当然一人ではない。

各クラスにたくさんいる。

そして保育園には、まだ歩行の出来ない(座ることも安定していない)乳児だっている。  

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0歳児担任のときは特に思ったものです。

  

0歳児3人に保育士一人の人数配置。

基準は満たしていても、クラスの赤ちゃんたちの月齢が全体的に低く、大半が、移動に抱っこやおんぶの必要がある子どもばかりだったら? 

 

あらゆるクラスのあらゆるときを想定して、

「子どもたち一人一人を守らなければならないし、絶対に守ってみせるんだ!」

という決意と同時に、

「この子たち全員を守りきれるだろうか」

不安だって込みあげてきます。 

 

だって、とても重いんだもの。

預かっている子どもたち、一人一人みんな、とても大事だもの。

そんな風に不安になるのは当たり前だと思うんです。 

 

でも、この不安な気持ちを少しでも払拭して、もう少し自信を持てるためにはやっぱり

もしもの備え、避難訓練が必要になってくるのだと思います。

  

どの園でも月に1~2回は避難訓練を行っているはずです。

・・・はず。

と言うのは、実際は行っていないという園も知っています。 

書類だけ避難訓練を行っていることにして、実際は出来ていない園も見てきました。

  

もしも、このブログを見ている先生で、そんな園にお勤めの方は、どうか勇気を持って、自ら避難訓練の大切さを訴えてください。

園が守るのではなく、自分が子どもたち一人一人を守るんだ!

という自覚を持って訴えてください。 

 

保護者のみなさまも、園の行事予定や連絡ノートなどを通して、お子さんの園の、避難訓練を確認していてください。

「きちんと行われているかな」

「どんな風にしているのかな」

不明なときは園に尋ねることも、お子さんのために大事なことですよ。

  

 

さて、この避難訓練、とりあえず行えばいいというものではないことを誰しもが理解できると思います。 

 

地震だけでなく、火災、不審者侵入、地域によっては洪水など、様々な災害ケースを想定して行っていくものです。

  

そして、災害のケースだけでなく、あらゆる保育の状況を想定して、色々なパターンで訓練しなければ意味がないと思います。

それは決して保育士の都合に合わせたものであってはなりません。 

 

日々の保育や子どもたちの様子を思って、主活動の時間帯に避難訓練があればいいなとか。

行事への取り組みに一生懸命で、行事が終わって落ち着いてから避難訓練したらいいねとか。。。

 

災害はいつどんなときに起こるかわからないのですから、そんな保育士のエゴは捨てましょう。 

日々の活動よりも、行事の成功よりも、子どもたちの安全が第一です。

  

とある園に赴任したときの避難訓練が、園長先生の方針で、とても素晴らしかったのでみなさんにシェアしますね。

  

その園では月に1~3回の避難訓練が行われていました。

火災、地震、不審者侵入などあらゆる災害を想定して行うのはもちろんのこと、その避難訓練がある時間も、登園時間であったり、給食中、午睡中、おやつ中、夕方・・・

など多岐に渡って行っていたのですが、 

 

何が素晴らしいかって、この避難訓練の実施が保育士の誰にも知らされないという点がよかったのです。 

 

行事予定にある避難訓練の日に行われることは滅多になく、(予定通りの実施は、消防の方が来てくれるときくらい)突然に非常ベルが鳴らされるのです。

  

事前に避難訓練があることを知っていると、保育士は無意識でも、心の準備が出来てしまいますよね。

  

ですが、訓練であっても本当にいつ非常ベルが鳴るかわからず、突然だからこそ慌てることもあり、反省点が浮き彫りになるというメリットがありました。 

 

また、日頃からもしもに想定した動きを保育士間で密に話す習慣も出来ました。

  

活動中に非常ベルが鳴れば、当然その日に予定していた保育は出来ませんし、食事中はまだしも、午睡中などは、

「やっとみんな寝ついたのに!」

なんてこともあり、保育士としては正直大変です。 

 

ですが、これが本当の避難訓練だと思います。

予想していないときに起こるのが災害です。 

 

「今日園長先生、出張だから避難訓練ないね~」

なんて油断してたら、主任先生に託していて避難訓練実施!ということもありました。 

 

子どもたちもたくましいもので、入園して間もない時こそ驚いて泣くことがありますが、すぐに慣れ、非常ベルが鳴ると、静かに保育士の元に集まり、指示を待っています。

(本当にいいこたち!あとでいっぱいいっぱい褒めてました!) 

 

保育士の立場で、そんな避難訓練を日々経験させて頂き、子どもたちを守っていく上でとても良いやり方だったと思うので、ここでシェアさせて頂きました。

  

「いやいや、私園長じゃないし実践できんわ」

ではなく、避難訓練の在り方として知っていて欲しいですし、避難訓練についての話し合いや職員会議のときなどに

「こんなやり方を聞きました!」

と提案することもいいのではないかと思います。

  

災害って、備えをしっかり・・・とは思っていても、実際に体験しなければ、どこか他人事に感じてしまうものです。 

 

ですが、私たち保育士には、自分の身を守るだけではなく、人様の大切な大切なお子さんを預かり、守るという責任があります。 

日頃からもしもを想定して、しっかり備えておきましょう。

  

 

かわいい子どもたち、大切な子どもたちのために。