うめ先生の保育士ブログ

子どもたち一人一人を笑顔にする方法、教えます☆

ピアノの単位ギリギリの私が「ピアノ上手な保育士」に変貌したわけ

本日はピアノのお話。

 

 

ピアノについて、実はとーーーってもよくご相談や質問が来ます。

「ピアノ弾けないので保育士は諦めるべきですか?」

という高校生や

「上達しないのでどうしたらいいのか・・・辛いです」

という保育学生。 

 

そんなあなたは、今日のブログをヒントに諦めないで欲しいです。

そして、ピアノの上手な先生。

今日のブログをヒントに、ピアノの苦手な先生に追い討ちを掛けず、ピアノ好きになってもらえるように導いてあげてください。 

①ピアノとの出会い 

 

私が始めてピアノ教室に行ったのは5歳の時でした。

「ピアノちょっと触ってみてごらん」

先生がそういったので、通っている保育園の女の子の間で流行っていた「ねこふんじゃった 」を弾きました。

お友達に教えてもらって、ドレミもわからない私が唯一弾ける曲でした。 

 

でも先生は、

「ピアノ習ってないのにこんなに弾けるなんてすごいじゃない!」

と、1ヵ月後に控える発表会に私を突然出すことに決めたのでした。 

 

そして、音符も読めない、鍵盤もわからない私に、「ちょうちょう」「ぞうさん」の楽譜を渡し、練習してくるように言いました。 

 

保育園から帰ってピアノの練習をさせられるものの、弾けないんです。

だって何もわからないんだもん。笑

でも、5歳の私はじーーーと楽譜を見ていて気付いたんです。

「ちょうちょう」の指番号の秘密に。 

 

右手と左手、一緒に同じように動かせば弾ける!

(5歳の私、すごくないですか?笑)

最初に小指を置く鍵盤の位置だけ教えてもらえれば弾ける! 

 

それで「ちょうちょう」は クリア。

すると先生はさらに興奮しました!

「すごい!!天才だわ!ぞうさんなんて簡単な曲、やめましょ」 

 

次に渡されたのは「靴が鳴る」という曲。

今度は楽譜とにらめっこしても、弾けそうにありませんでした。

指番号も複雑だし、五線の上のおたまじゃくしが前よりも小さいんです。

  

もう途端にピアノは嫌いになりました。

弾けないのに弾けってピアノの前に座らされても、弾けるわけがない。

そんな私に母が

「その楽譜、もらわなければよかったね」

「ぞうさんにしとけばよかったね」

と呟いたのですが・・・。

  

この言葉を私、先生に言っちゃったんですよね。

次の教室で。

「お母さん何か言ってた?」

いつも優しくそう言う先生の言葉に、言っちゃったんですよ。 

 

その日の夜、先生が烈火のごとく怒って家に来ました。

そして楽譜のこと、発表会のこと、基礎から教えてくれてないことなど?をめぐって、母と先生が大喧嘩したんです。

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自分の言葉が発端だと思った私は、不安でいっぱいで、

「もうピアノはしたくない」

と思いましたし、

こんな大喧嘩になったので、この教室は辞めることになりました。 

 

②ピアノじゃなくてよかった?

 5歳。年長児です。

なぜ母がピアノを習わせようとしたのかよくわからないけど、就学後に自分で通える教室が他になく・・・

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ピアノ教室に行くことを諦めました。(母が) 

 

私は最初の教室の経験から、

「ピアノの先生っていつもキレイでにこにこしてても怒ったらこわいんだなーー」

と潜在的な恐怖が植えつけられたので通う教室がなくてほっとしました。

  

結局違う習い事をさせられ、小学生時代もうピアノを習うことはありませんでした。 

 

③母、再びピアノ習わせたい熱!

ところが中学に入って再び母の「ピアノ習わせたい熱」がやってきました。笑

 

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まあ、この時の母の意図は、

「娘が保母さんになりたいと言っているから」

という私のためであることはわかっていましたが・・・ 

 

いくら保育の道に憧れていて、ピアノ技術が必要だとしても、習いたい気持ちにはなれませんでした。

・・・なのに母に従い、習いに行くことになった私。笑 

 

③怖いピアノ教室

そして、通うことになったピアノ教室が・・・

とても怖かったんです。

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昔ながらの大きな日本家屋(お屋敷)で、一間だけ広くはない、洋間がありまして。 

 

所狭しと置かれたグランドピアノ。

部屋の明かりはなく、譜面台の横に置かれたライトだけが灯っていて、壁の大きな洋画やよくわからない動物の頭とか・・・。

画力ゆえにイラストからその重々しさが伝えられないのが悔しいですが。

 

そして先生はとてもきれいな人だけど、まったく笑ってくれない。

なんだか重---い空気感じ取って頂けるでしょうか?

 

私はこの空気に耐え切れず、結局半年も習わずに辞めました。

 

 ④ピアノが弾けないまま保育科へ。

そして、結局ピアノは弾けないまま、保育科のある短大に入りました。 

 

保育士を目指す中高生にわかりやすくお伝えすると、音楽の授業があった後、6~7人ずつのグループに分かれて、大勢いる中の一人のピアノの先生につき、個人レッスンを受けます。(私の通った短大のシステムでは) 

 

この個人レッスンがまたしても地獄でした。笑 

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私の担当の先生がとてもこわくて、厳しくて・・・

(優しい先生もいたのに、私は厳しい先生にあたりました。) 

 

いつもいつも居残り。

夏休みは先生の自宅にまで呼び出されて補講。

  

今思えば、時間外にそうやって教えて頂けるなんて、ありがたい話なんですけど当時は嫌でたまりませんでした。

  

そんな感じで、やっとの思いでぎりぎり単位が取れたので、就職してからどうなるんだろう、と不安もありました。

  

④私を変えた先生のことば

さぁここまで読んでみて、私の中にピアノが上手になる要素がどこにもなく、むしろ嫌いになる出来事ばかりであることがわかっていただけると思います。

  

ですが、

「ピアノなんて出来れば弾きたくない」

「先生になってから困るだろうなー不安・・・」

そんな私の気持ちを変える出来事がありました。

  

それは、短大のピアノではなく音楽の先生の言葉です。

音楽の先生ですから、当然ピアノが上手で、授業の中でたくさん美しい音を聴かせてくれましたが、その先生が何気なく言ったんです。 

 

「私ね、大学は音楽系の大学に行ってないんですよ。まったく無関係の大学に通っていましたし、ピアノどころか音楽に触れたことはありませんでした。でも大学のときに、ピアノを習いたくなってね。ピアノを始めたのは二十歳のときです。」

「ピアノはいつ始めても間に合うんですよ。私は今、音楽の先生にまでなった」

「大事なのはピアノが好きかどうか」

  

びっくりしました。

だって、音楽の先生ですよ?

ピアノ上手とかのレベルでないくらい弾ける先生が、二十歳に始めてピアノを触ったって! 

 

なぜ先生が突然ピアノに魅了されたのかとか、そういう細かい部分は記憶から抜けているんですけど・・・

当時二十歳の私にとても響きました。

 

⑤ピアノへの思いを変える

私はこの音楽の先生の言葉から、ピアノに対しての自分の気持ちと向き合いました。

  

これまで、ピアノが嫌だと思っていたけど、そうではなくて、ピアノ教室のやり方だったり、先生だったり、教室が嫌いだっただけなのではないかと。

  

ピアノの曲を聴いて、

「あーきれいな音」「素敵な曲」

そう感じることの出来る私はピアノは嫌いではない!

むしろ好きかも!!!

そう気付きました。

 

⑥好きだから努力できる

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さて、こんな私が職場では

「ピアノがとても上手な先生」

で、通っています。笑

  

これには秘密がありまして・・・

それをこっそり教えますと・・・

 

「実はとても練習している」 

 

え。

秘密ってそれ?

とクレームが来そうですね。笑

  

でもこれが弾けるようになった秘密です。

保育現場には「ピアノが弾けない」先生もたくさんいます。

その先生との差は、まだピアノの練習をしているかどうか。

正直これだけです。 

 

卒園式とか音楽祭や発表会でピアノの担当になると、決して簡単な曲ばかりではありません。

あまり見せる機会もないですが、私の楽譜を見た先生がびっくりしたことがあります。

  

なぜならすべての音符に階名を書き込んでいるからです。笑

学校やピアノ教室では許されませんが、初見で弾ける技術はないし、階名を書くことで上手に弾けるならいい!と割り切っています。 

 

指番号もおそらくぐちゃぐちゃです。

自分が弾きやすい・・・それだけに重点を置いています。

  

でも現場に出れば「弾けない先生」もいるのに、なぜ弾くのか・・・

「弾けない」と言ってしまえば弾かずに済むのでは?

  

と疑問が聞こえてきますね。

園によりますが、弾けない人は弾かなくて済む園はいっぱいあります。

私がいた園もそうでした。

  

でも、私が「弾けない」と公言せず、弾き続けるのは、

「ピアノが好きだから」

それだけです。

  

「ピアノが弾けないと保育士になれませんか?」

という質問に答えるならば

「最低限の単位が取れたら大丈夫です」

「ピアノが出来ない保育士も現場にはいます」

となるでしょう。

  

でも、まったく弾けなかった私が、

「嫌い」ではなく「好き」

と意識を変え、練習したことで、

「ピアノの上手な先生」

と思われている話は、心にとどめておいて欲しいです。

  

嫌いなものの努力はしんどいです。

でも好きであれば頑張れますよ? 

 

⑦好きであるために

保育園で必要な童謡ばかり弾いててもつまんないです。

本音を言うと。

  

なので、私は、時々自分の好きなジャンルのピアノに挑戦しています。

ジャズピアノとかバラードピアノとか。

時間があれば、習いに行ったこともあるし、自分で楽譜を買って練習したこともあります。

  

自分なりの気持ちのモチベーションも大事です。

  

⑧まとめ

そんなこんなの、私の場合のピアノのお話でした。

「ピアノできないから保育士になれない」

そんな考えは捨てましょう!

もったいない!!

そして、弾けないからって弾かないのももったいないよ。 

 

ピアノにがて~~

と遠ざける前に私みたいにピアノと向き合ってみて欲しいです。

初見でどれだけでも弾ける先生はすごいけど、そこまでなれなくてもいいじゃないですか!

ある程度楽しく弾けたら。

  

 

何よりね、

1曲弾きこなせたときの喜びよ。笑